夢占い

壊される宿舎で歯を磨く夢-言葉にならない終わりと心の整理【実例解析】

その夢にはどんな意味がある?

実際にみた夢をもとに、ランプの精が独自の見解から解析。

夢の意味を知れば、ちょっと心が軽くなるコラムです。

実例をもとに、その心の扉を開けてみましょう。

どんな夢を見た?

学校のような宿舎のような建物で、私は、歯を磨いていた。

その建物は壊されるらしく、住んでいる人は皆退去準備をしているようだ。

周囲はガヤガヤしていたようだが、温泉の脱衣所のような井戸端感があった。

口をゆすぐ場所がなく、トイレを除くと、床が汚く躊躇した。

その時、一人の中年女性が挨拶にきて、声をかけられた。

見覚えがない女性だが、私がこの建物に入居した際には対面があったらしい。

その時からけっこうな時間が経過したのか、女性は

「覚えている?話しをしたのよ」

というようなことを言っているが、

私は歯磨き中で口が開けられず、また唾を出さなければ、

と焦ってモゴモゴしていた。

(50代・女性)

一番印象に残った場面や物はありますか?

「声をかけられた女性は見下すくらいの小柄だったこと、トイレが汚かったこと、

そしてとにかく口の唾を出せず喋ることができなかったことです。」

壊される宿舎で歯を磨く

夢の舞台は、学校のようでもあり宿舎のようでもある建物。

そこに暮らしていた人々が退去の準備をしており、ざわめきと寂しさが同居しています。

その中で歯を磨いていたとのことでした。

建物が壊されることは、過去との決別や生活の一区切りを象徴します。

学校や宿舎といった共同生活の場所は、「これまで関わってきた人間関係」や「一つの時代の記憶」。

それは、かつての自分が属していた場所・環境が終わりを迎えようとしているのでしょう。

歯を磨くという行為は、「清め」「浄化」「気持ちの整理」ですから、心のどこかで過去の記憶を清め、次に進む準備をしているのではないでしょうか。

アイテムの解釈

夢に出るアイテムには全て意味がありますが、夢によって解釈が変わります。

この夢の場合・・・

🟣 壊される建物:終わり・再出発・環境の変化
🟣 歯を磨く:浄化・整理・再生の準備
🟣 口をゆすげない:感情の滞り・言葉を出せない状態
🟣 汚れたトイレ:感情の排出への抵抗・ためらい
🟣 小柄な女性 :記憶・過去の自分・未完の関係
🟣 声を出せない:言えなかった思い・未表現の心

口をゆすげない、汚れたトイレ「感情を流せない状態」

歯を磨いたあと、口をゆすぐ場所が見つからず、トイレをのぞいても汚れていて使えなかった。

夢における「口をゆすぐ」「水で流す」動作は、感情や言葉を解放する行為を意味します。

つまり本当の気持ちを吐き出せない・言葉にできない状態です。

トイレが汚れているのは、その感情の排出に抵抗がある、またはためらいがある。

周囲の人々がガヤガヤと退去準備を進める中、あなたは「まだ何かを残している」という心を表しています。

見知らぬ中年女性「記憶の中の未整理な関係」

夢の中で挨拶をしてきた小柄な女性は、あなたを覚えており、「以前、話をしたのよ」と声をかけてきました。

けれどあなたは歯の磨き中だったため、唾を吐き出すこともできず、返事もできなかった──。

この女性は、現実の人物というよりも、「あなたの中に残る誰かとの関係の断片」と考えられます。

かつて何かを伝え損ねた人

言葉を飲み込んだまま別れた人

あるいは「もう二度と会えない」何かなのかも。

あなたが口を開けられないのは、「伝えたかった言葉」を今も胸の奥で抱えているからではないでしょうか。

しかし、声も出せずに焦りながらも、どこか無感情な印象を抱いているのは、悲しみや後悔が薄れたわけではなく、

時間の経過によって痛みが静かに沈殿している状態。

「過去を浄化しようとしながら、まだ伝えきれなかった何かに触れている」のかもしれません。

スピリチュアルメッセージ

この夢は、魂が「未整理の記憶」と再会しているサイン。

それは悪いことではなく、心が「もう一度整えて、終わらせる準備」をしていることを意味します。

小柄な女性の姿は、あなたの中の過去の自分の投影でもありますから、一度は関わり、忘れていた感情が、再び関わりを持とうとしているのでしょう。

アドバイス

この夢は、「過去を静かに手放すタイミング」を告げています。
無理に言葉にする必要はありません。
ただ、自分の中でもう終わったのだと認めることが癒しになります。

もし現実で、誰かに言いそびれた言葉や、伝えられない想いがあるなら、それを「心の中で話す」つもりで手紙に書いたり、静かに思い起こしてみましょう。

歯を磨く夢は「心を整える準備の夢」

汚れを気にしながらも、空気には晴れ間があったとのこと。

それはきっと、もう一度新しい場所へ進む小さな前ぶれなのでしょう。