古代から夢は特別なものとして重要視されていました。
例えばエジプト文明以前からヨーロッパで、病気の予防や治療に用いられていたことが知られています。
確かに体調不良を起こすと、同じ夢をみるなどはよくあること。
夢をみるのは何故か
日常生活していると、様々な情報や記憶が脳に送り込まれます。
脳で溜まった昔の記憶や最近の記憶などは、睡眠時に処理されていますが、その時に情報が映像となって表れたものが「夢」なのだとか。
すなわち、数ある情報と記憶が組み合わさり、寝ている間に映し出される情報を夢と呼んでいる、ということですね。
その内容は、心身の状態でも左右され、自分の現状を表しているとも言われています。
また、未来を映す予知夢や、深層心理、忘れ去っていた記憶の回復など、スピリチュアル的なイメージもありますね。
大きく分けると以下のような感じ。
- 心の奥にあるものが、イメージとなって現れる
- 脳が情報を整理していて断片的に映像として現れる
- 予知夢などスピリチュアル的なものとして現れる
この①②の中でも、その人の人格や置かれている環境が違えば、夢の解釈は変わってきます。
また、①②を合わせて解釈する場合もあります。
心理学から発展「夢占いの起源」
「夢」についての重要性を説いたのが「フロイト」とその弟子「ユング」という心理学者でした。
1900年に「フロイト」は「夢判断」を著書し「夢は無意識に至る王道である」としています。
精神医学者「フロイト」
夢は無意識の世界に潜む、願望や本能的な欲求、衝動を表している。しかし、人間の理性や道徳、羞恥などからストレートに表現することができないため、様々に変化して表現される。
夢は願望を充足させるためのものと考えたのです。
弟子の「ユング」
一方「ユング」は、夢には自己調整の機能があるとしました。
問題を解決させる働きや創造性があり、難題を解くヒントをくれることがある、というものです。
ユングはフロイトの理論をベースに「夢を解き明かすことで、未来に起こり得ることを予測する」として夢の判断を発展させました。
夢を見ることには意味があるとされ、心理学と共に発展してきた夢占い。
また、近い未来に起こる幸か不幸かを示す「予知夢」などはあらゆる国で信じられてきています。
最近では脳のメカニズムについて、どんどん明らかになってきて「夢」は未知のものではなくなってきています。
しかし解き明かしたようで、まだまだ謎も多い「夢」。
「バクさんの夢占い」の使い方
「バクさんの夢占い」は、基本の意味をひく辞典としてお使いいただけます。
様々な解釈が施され、進化し続ける夢占いを、自分なりに「腑に落ちる」ように解釈してみてください。
出てきたキーワードを結びつけ、その日の体調、コンディションなどを絡めて考えてみてください。
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